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10年間続く早朝の掃除
早朝4時、小田急線町田駅から伸びる市道沿いの歩道約300メートルを約1時間かけて掃除するのが日課になっている。始発電車が走り出す前、人影がほとんどない中で約10年間続けてきた。
「“掃除は心を磨く”という倫理法人会の冊子に書かれた言葉がきっかけだった」という。
土木、建築、電気給水設備などの設計、施工を請け負う総合建設業の大妻工務店を創業したのは昭和53年。大学卒業後約20年間に建設会社数社に勤めたが、建設業の流れの一部にしか関与できないことが不満で独立した。すべり出しは順調だったが、バブルが崩壊。建設業界を直撃し、同業者がバタバタと倒産していった。
「他社はバブル時代に土地売買にまで手を広げていたが、うちは建設だけに絞っていた。十の力で百のことをやろうとするのではなく、十の力を出し切る努力したのが良かったのでは」と振り返る。
その経営の支えになったのが倫理法人会の冊子の言葉の数々だった。自らのポリシーにもなった「信頼」もその一つ。
「一度お付き合いした顧客とは親戚のつもりで接してきた。どんどん自分の時間が無くなるが、厳しい状況が続く今、生き残れている理由はそこにあると思う」
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