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GOOD MORNING 2023年2月号(11)

会の活性化の鍵は会長経験者にあり!
島田実キャリア委員長

東京都倫理法人会には、11の委員会があります。今回はその中でもキャリア委員会について取材をしてきました!
何となく聞いたことあるけど、実際どんなことをやっているの?そんな疑問を島田委員長にお答えいただきました!単会の組織運営含め、たくさんの学びをいただきましたので、ぜひご覧ください!

キャリア委員会の成り立ちとは?

もともと倫理研究所が単会会長経験者のOB会をキャリア会と称し、1年に1回顔合わせ程度をしていた組織でした。それを2019年度から委員会として再編しました。東京都には46の単会があり、それぞれの会長経験者の総数は約270名です。一昨年の5月頃に当時の髙嶋会長より電話があり、「初代キャリア委員長を頼む」と伝えられました。そこで、私のほうから「委員長を受けるにあたって条件がある」と提言しました。それは会長会で最低2回キャリア委員を同席させて欲しいということ。その承諾を得たので、キャリア委員長を受けることとしました。

キャリア委員会の使命とは?

3つあります。1つ目は、会長経験者の居場所づくりです。
先ほどもお伝えしたように、キャリアとは、会長経験者のことです。私ら所属する文京区倫理法人会で9代目の会長を拝命をしました。相談役は各単会3名までです。会長経験者の多い単会によっては相談役の役職から漏れてしまう元会長も出てきます。そうした元会長にもMSの中で、輪読や会員スピーチなど、何でもお役を与えることが大切です。例えば、今朝の文京区倫理法人会のモーニングセミナー(以下、MS)で会員スピーチをした、志村会長は5代目の会長でした。つまり、会長が終わったから卒業ではなく、これからである、という意識をもってもらうことです。
そして、伸びている単会は、MSに会長経験者がちゃんと参加しています。MSの中での会長経験者の参加率を増やしていくことが大切です。例えば、新宿倫理法人会は歴代会長の講話をリレーで行ったりしています。また、先ほどもお話しした通り、文京区でも、モーニングセミナーのなかでのお役を歴代会長に積極的にやって頂いています。こういった一つ一つの積み重ねで会に厚みが出てきます。

2つ目は、ゲスト様、入会間もない会員様へのお声掛けです。
MSは参加者学びの場の提供しています。イブニングセミナーなども大切ですが、倫理法人会活動の基本はMSです。学ぶ場の中では、会長経験者は倫理の素晴らしさや深さをお伝えするには適任です。それが、ゲストの入会、また退会防止にもつながっていきます(※)。

三つ目は、単会で起きる出来事に対して相談を受けることです。
退会を考えていたり、悩みがある人にフォローをしてあげれるよう、相談役にアドバイスをすることです。会長含め三役はとても忙しいですから、相談役に振ってあげること。専任幹事ではできないところ、三役でできないこと、サポートを相談役に任せていくことが大切です。(ゲストのフォロー、クロージング役など)
会長経験者がたくさんMSに来れば、退会した人の再入会にもつながります。なんらかの事情で退会された方にも、元単会に限らず、どこかの単会に再度入会していけるように(県をまたいでも良い)、通いやすい受け皿をつくってあげることが大切です。昨年度、キャリア委員会としてその取り組みをし、東京都全体で再入会が78社ありました。今年度は既に44社が再入会しています。

※退会率:東京都は1年で48%、2年で65%の方が退会している

これからのキャリア委員会について

まずはキャリア委員会としての役割を東京都で確立し、全国にモデルケースとして広めていきたいです。定期的にブロックごとに集まって、キャリア委員からの報告や意見交換を行っております。
会長経験者をしっかりとレクチャーしていき、退会した人もまた入ろうと思ってもらえるようにしていきたいです。これまで、会長経験者が辞めると、退会が続いたり、逆に会長経験者が再入会すると、退会者が再入会することもあります。それくらい会長経験者の影響力は大きいです。同時に相談役の活性化を含め、過去に得た経験体験を活かす場をどんどん増やしていきたいです。

 

広報誌「GOOD MORNING」2023年2月号
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