水産加工の会社を営む私は、日本とベトナムを行き来しながら仕事をしていました。ある時、宮城県の取引先の社長に、東日本大震災で津波に遭った時のお話を伺いました。工場が被災し工員さんの安否もわからない中、3日後には工場前の掃除を始め、3ヶ月後には工場の運転を再開。今や被災前の2倍の売上になっていると言います。
なぜそんなに信念を持って向き合えるのですか? と尋ねると、倫理法人会で学んでいるからとのこと。私はすぐに会社から近い中央区倫理法人会に入会しました。7年前のことです。
一昨年会長に推され、コロナ禍で渡航が難しく、ずっと日本にいられる今ならばとお受けしました。会長になってみると、会の運営が思うようにいかずイライラしてばかり。社員たちには、倫理で機嫌が悪くなるなら辞めてほしいと言われました。そこで倫理の先生に相談をすると、なぜか会社とも会の運営とも関係のない親子関係について指摘されました。実は母を早くに病気で亡くした私は、父のことを長年恨んでいました。
せっかく指導していただいたので、嫌々ながら父に詫びました。それをきっかけに父と会話ができるようになり、関係が変化しました。冷静になって振り返ると、私の人生は父から逃れるための消極的な選択ばかり。父に会わなくても済むという理由で選んだ海外での水産加工業は13年経営しても経営理念すら定められずにいました。
こんな状態で経営をするのは社員にも申し訳ないと気づき、逃げ回ることをやめ、全てのことに向き合おうと決めました。心を定めると、コロナで工場の稼働が3ヶ月止まった時にも動じずに済み、最近は上向きの契約も取れています。宮城県の社長同様、倫理の学びがあったからこそ私の中に信念が育ってきたのです。あなたも中央区倫理法人会で、共に強い信念を作っていきましょう!
中央区倫理法人会は毎週火曜日開催です
法人レクチャラー 東京都倫理法人会 監査
日本システム開発(株) 代表取締役
中央区倫理法人会 会員
中央区倫理法人会 副専任幹事
スターツ証券(株)
渋谷区倫理法人会 専任幹事
昭和歌謡振興会 代表
築地本願寺第一伝道会館2F(伽羅)
〒104-0045 東京都中央区築地3-15-1
毎週火曜日 06:30~07:30
会場電話番号:0335440551